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第3回 ピントが合っていても台なし!
「手ブレ」はカメラ固定で卒業しよう

「ピンぼけ」と並んで多い失敗写真が「手ブレ」。Yahoo!オークションの出品ページでも、手ブレしてしまった写真がたくさんあります。せっかく商品にピントを合わせて撮影しても、手ブレ写真ではまったく台なし。確実に手ブレを防ぐ方法をしっかりマスターして、商品のディテールや魅力をきちんと伝える写真を撮りましょう!

商品撮影をするなら「三脚」は必須!

イメージ

印象を悪くしてしまう手ブレ写真

手ブレ写真

典型的な手ブレ写真。商品の輪郭などがはっきりしないため、ピンぼけ写真同様、入札者への印象を悪くしてしまいますね。

手ブレしない写真は好印象に

手ブレしない写真

上と同じ商品を三脚に固定して撮影するだけで、これだけ輪郭もくっきりときれいに撮れます。

Yahoo!オークションに出品する商品を撮影するときは、室内で撮影を行うことが多いですよね? でも、皆さんが「明るい」と感じる部屋でも、実はデジタルカメラにとっては「暗い」場合がほとんど。

光量が不十分な場所で撮影をすると、デジカメは十分な量の光を取り込むためにシャッターを長い時間開けています。そのため、シャッターが切れるまでの時間にデジカメを持つ手が必ず動いてしまい、撮影した商品がブレてしまいます。これが「手ブレ」です。

手ブレしてしまった写真は商品の輪郭や詳細がはっきりせず、印象が悪いもの。商品撮影では、手ブレの原因となる「手持ち」撮影は厳禁です。確実に手ブレを防ぐために、三脚を用意して、デジカメをしっかり固定して撮影しましょう。

「三脚なんて本格的すぎて……」と思うかもしれませんが、今は2,000円ぐらいでも買えます。三脚なしで商品撮影をするのは、落札してもらうチャンスを自ら放棄するようなもの。ぜひこの機会に購入しましょう。

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操作

三脚を使ってデジカメを固定
三脚 三脚取り付け用の穴 デジカメを三脚に固定したところ
ごく一般的な三脚。室内で使いやすいようにコンパクトで軽量なタイプがおすすめ。 デジカメの底面にある三脚取り付け用の穴。取り付けは、三脚側のネジを締めるだけと簡単。 デジカメを三脚に固定したところ。これで手ブレの心配はグッと減ります。

「セルフタイマー」で手ブレを完璧に防ぐ!

三脚に固定すれば手ブレの心配はグッと減りますが、完璧に防げるわけではありません。シャッターボタンを押す手に力が入ったり、強度が不十分な三脚を使っていると、やはり手ブレしてしまいます。

確実に手ブレを防ぐためには、「セルフタイマー」機能を使うのがおすすめです。セルフタイマーを使えば、シャッターを押して数秒後にシャッターが切れるため、撮影時にデジカメに力が加わることがなく、手ブレしません。

ほぼすべてのデジカメに付いている機能なので、ぜひ活用しましょう。

操作

セルフタイマー機能を使おう
セルフタイマーボタン セルフタイマー設定画面
多くの機種で、デジカメの背面に「セルフタイマー」ボタンが付いています。 セルフタイマーの秒数は設定画面で変更できます。

コラム(1) 「暗いところではフラッシュ」は間違い?

「暗いところではフラッシュ」と思っている人は多いはず。確かに、フラッシュを使えば、強い光が発生するのでシャッターが開いている時間は短くなり、手ブレを防げます。

でも、コンパクトデジカメではフラッシュの光が直接商品に当たったり反射して、雰囲気が台なしになることもよくあります。フラッシュは使わずに、やはり三脚を使って固定するのがおすすめです。

暗いところでフラッシュを使って撮影した写真

フラッシュを使って撮影すると、商品の雰囲気が悪くなったり、明るくなりすぎて詳細がかえってわかりづらくなることがあります。

コラム(2) ケータイで撮影する場合はどうする?

ケータイでは三脚穴を用意する機種は多くないため、残念ながら手ブレを完全に防ぐことはできません。本や雑誌を積み上げるなどして土台を作り、そのうえにケータイを置くなどして少しでも安定した場所で撮影しましょう。セルフタイマー機能を持つケータイは多いので、併用することをお忘れなく!

ケータイのセルフタイマー画面例

セルフタイマー機能を持つケータイは多くあります。撮影時には必ず使いましょう。


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