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第2回 イメージダウン必至!
失敗写真の定番「ピンぼけ」を防ごう

出品アイテムの写真でもっとも多い失敗が、商品にピントがきちんと合っていない「ピンぼけ」写真。ピンぼけ写真では、せっかく出品ページを見にきてくれた入札者の「欲しい!」という気持ちをなえさせてしまいます。入札者に「この商品に入札しよう」と思わせるために、まずはピンぼけ写真を卒業しましょう!

基本中の基本!「半押し」でピントを合わせる

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ピンぼけ写真は イメージダウン!

ピントの外れた写真

ピントの外れた写真。これでは、商品の細部がわからないので、入札者に敬遠されてしまいます。

最近のデジタルカメラは、「オートフォーカス」の精度が上がっており、撮影者が何も意識しなくても被写体にピントがきちんと合うように作られています。

でも、急いでシャッターボタンを一気に押してしまうと、デジカメがどこにピントを合わせるか考える時間がなくなってしまい、その結果ピントがぼけてしまうことがあります。

確実にピントを合わせるには、シャッターボタンを半分だけ押す「半押し」をマスターしましょう。半押しでピントが合うと、「ピピッ」と音がするなど、デジカメから「ピントが合いましたよ」という合図があります。そのうえでシャッターボタンを最後まで押し切れば、ピントの合った写真が撮れます。

操作

「半押し」でピントを確実に合わせる!
ピントが合ったらシャッターボタンを押し切る
シャッターを半押し シャッターを押し切る
シャッターボタンを「半押し」してピントが合うと、液晶画面のフォーカス枠が緑色に光って「ピピッ」と音がするなど、合図があります。 ピントが合ったら、あとはシャッターボタンを押し切るだけ。今度はピントがきちんと合いました。

部分アップの撮影には「マクロ」モードで!

商品の一部分をアップで撮影する場合、「半押し」をしているのにピントが合わないことがあります。これは、デジカメの最短撮影可能距離よりも近づいてしまっているため。

こういう場合は、専用の「マクロ(近接撮影」)モードに切り替えて撮影しましょう。ほとんどのデジカメでは、ボタンひとつで「マクロ」モードに切り替えられます。「マクロ」モードに切り替えることで、通常のモードでは近寄れなかった距離まで商品に寄って撮影できるようになります。

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アップ写真でピンぼけしてしまうことが……

ピンぼけ写真

商品に近づいて一部分をアップで撮ろうとすると、ピントが合わないことがあります。

「マクロ」モードで部分アップもきれいに

マクロモードできれいに撮れた写真

通常モードではピントが合わなかった絵柄も、「マクロ」モードでくっきり見えるようになりました。

 

操作

専用の「マクロ」モードで撮影しよう

マクロモード

マクロモード画面例

多くのデジカメでは、「マクロ」モード用ボタンの目印はチューリップのマーク。「マクロ」モードにすると、液晶画面にアイコンが表示されます。

どうしてもピントが合わない場合は「文字」を使う!

部分アップではない通常の撮影なのに「半押し」でピントが合わない、ということもあります。たとえば、真っ白なティーカップなどを撮影しているときは、いつまでもピントが合わずイライラする人も多いかもしれません。

これは、デジカメが被写体のコントラスト(明暗差)を確認してピントを合わせるため。白いティーカップはコントラストが極端に低いので、デジカメにとってはピント合わせの大敵です。

こういう場合は、名刺やチラシなどの「文字」を使うのがコツ。名刺は文字の黒と紙の白のコントラストがはっきりしているので、ピントが合いやすいのです。

名刺をアイテムに立てかけるなどしてシャッターボタンを「半押し」し、ピントが合ったら名刺を取り除いてシャッターボタンを押し切りましょう。

操作

名刺を立てかけてピントを合わせる
シャッターを半押し シャッターを押し切る
商品に名刺を立てかけた状態でシャッターボタンを半押し。 名刺の文字にピントが合ったら、シャッターボタンから手を離さずに名刺を取り除き、シャッターを切りましょう。

コラム ケータイで部分アップを撮るには?

最近は、ケータイにも「マクロ」モード搭載の機種が増えています。撮影メニューに「マクロ」の設定項目があるかどうかチェックしてみてください。機種によっては、ケータイ本体にマクロ撮影用のスイッチが付いている場合もあります。

ケータイのマクロモード画面例

「マクロ」モードを搭載するケータイなら、部分アップの撮影もバッチリ!


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