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Sensation II 、大賀好修さんインタビュー

SensationII [new]「Sensation II」発売目前の大賀好修さん2度目のインタビューは、なんとUstreamで中継されました!

写真下:左から大楠雄蔵さん、車谷啓介さん、大賀好修さん、麻井寛史さん



Sensation。左から大楠雄蔵さん、車谷啓介さん、大賀好修さん、麻井寛史さん


"Sensation"ならではというこだわり

■今日はSensationのギタリスト、大賀好修さんのインタビューに訪れたのですが、なんと! Ustreamの中継が......

そうですね。しかも生中継なんですよね、これ? どうしましょうかね、これ(笑)。

■カミカミになっちゃいますよね。

そうですね。今日は二人でカミカミまくりながらしゃべりましょう。

(一同笑)

■さっそくですが「Sensation II」、今回はロック色が強い楽曲、ファンキーな楽曲など盛りだくさんの8曲が収録されていますので、その辺りについてもうかがっていこうと思います。まずは大雑把な質問なのですが、このアルバムを一言で語るとしたら?

一言で......、まあ「驚き」とかいろいろ言えたらカッコいいんですけど、僕のなかで一言で言うとしたら「Sensation」ですよね。「Sensation」ならではということを1枚目は特に大事にしていたんですけど、セカンドでもその延長のところから楽曲が始まっていくんですね。
いろんなトライもしていますが、それもすべて「Sensation」という言葉でくくれるようにということをメンバー全員大事にしていたので。なので答えとしては「Sensation」ですね。

■美しくまとめていただき、ありがとうございます。

(笑)

■前作から8か月。驚異的なスピードですが、この間大賀さんはB'zのけっこう長いツアーに参加されていましたから、その合間を縫って創作活動をされたんですね。

そうですね。その間は主に曲作りをしていて、それを「みんなどう?」と送ってみたり。
メンバーも曲ができたら「どう?」って送ってきたり。
やっぱりB'zは最高にすばらしいバンドなのでツアー中僕は一個一個ライブをするたびにすごく刺激をもらっていて。その刺激をエネルギーに替えてギターに向かうという。そういういい影響も出ていますね。(ツアーを)周ったのがそういうところにも活かされていると思います。


全曲レビュー


大賀好修さん
■なるほど。今回の楽曲を1曲ずつなぞっていきたいと思うのですが、まず1曲目「Geometric」。

幾何学的なという意味ですね。僕これをずっと「ジオメタリック」と読んでいて、ベースの麻井に怒られましたね(笑)。口数の少ない男なんですけど、ここだけはすぐに「ちがう」と突っ込んできてめっちゃ怒られました。

■「ジオメタリック」だと全然違うものですね。

そうなんですよ。「メトリック」が正しいんですが、なんかヘビーメタルみたいな。

(一同笑)

■これはイントロからテクニカルなギターから始まって、オープニングの疾走感がある曲ですよね。

むちゃくちゃそこを狙って。
まさに幾何学的というのはイントロリフとリンクさせた意味もあり、曲名もそこからです。この曲はリフからできたんです。これは僕と麻井で作りました。



■これもデータのやりとりで「ここ気に入らないから直した」というようなやりとりが......。

もうかなりありましたよ。僕が「こんな感じがいいと思うのでよろしく!」って送ったら、「よろしく」って書いてあるのに「どうでしょね?」みたいなメールが返ってきたりとか(笑)。
この曲は一日の始まりにクルマに乗ってかけたらカッコいいを重要視したので、デモを作ってはクルマに乗ってかけて「あれ? なんか気分乗れへん」って思ったらやり直して。 まずクルマで最初に聴きたい1曲にしたくて。

■スピード違反しちゃいそうですよね。

(一同笑)

テンポはどんどん上がっていっちゃいましたね。最初にガッとノリたいがために。

■続けて「朧月」。これはタイトルから日本的なサウンドを想像しますね。

和と洋をうまく合わせられたらと思って作りました。
この曲は元々何年か前に僕がメロディを作っていたんですよ。テンポもこれほど早くなかったんですよ。1、2曲目は1stアルバム『Sensation』でのサウンドを、より明確にわかりやすく「やっぱりSensationってこんな感じ」っていうのを強調したかったので、この「朧月」もよりSensationっぽいアレンジとか内容にするために、すごく考えてやりくりしましたね。

僕たちが好んでやっている6/8拍子を16分で演奏するパターンにあとからしました。テンポも遅かったんですけど、ベースの麻井から「これじゃSensationじゃない」と話がきまして(笑)。で気づいたらテンポは20くらい上がっていましたね。おかげで弾くの大変ですけど(笑)。

■リズムの心地よさは前作でも(「二重螺旋」で)経験済みですから。ホントに気持ちいいですよね。

ありがとうございます。

■3曲目が「Rain Sound」。大賀さんのギターソロの後ろでピアノが単音で......「これが雨音だな」と。この曲は聴く人のなかにあるイメージやシーンが想起されてとってもよかったですね。

この曲は僕とキーボードの大楠と二人で作ったんですが、僕と大楠がふだんプライベートな話をすると音楽の話になったりして、やっぱりファンクミュージックとかR&Bの話が多いんですね。その辺の影響がちょっと出ているサウンドになっていますね。
ちょっとリズムの取り方がヒッピーだったりして。僕と大楠がふだん遊んでいる姿がそのまま出たサウンドかもしれないですね。 もちろんギターの音、ピアノの音も、曲名とサウンドがリンクすることをいちばん大事にしているので、今回もタイトルを決めてからこういうサウンドに決めていって。

この曲のメロディだけはね、今日ここに持ってきているんですが(と言ってギターを手に取る大賀さん)。フルアコというギターで。これはふだんジャズを弾くためのギターで(と言いながらジャズのフレーズを演奏する大賀さん)。これが甘い音がして気持ちよくて、僕のなかでも「Rain Sound」はこの音だったので唯一このギターをジャズ以外で使いましたね。前作では使っていないです。前作のジャズっぽいサウンドのときにはあえてストラトとかを使いました。

■ギターサウンドひとつで曲の印象は全然変わりますよね。

変わりますね。ギターってその瞬間瞬間の相棒なんですけど、ってすごくマジメにカッコつけちゃったんですけど(笑)、いっしょに響いてくれたり、僕の出したものに答えてくれたりとか、スゴイんですね。
逆を言うと僕も全力で向かっていかないと何も返してくれないんですよ。その意味ではこの「Rain Sound」にはこのギターがぴったりだったし、「おれが鳴ってやるよ」とこのギターも来てくれたので(笑)。ちょうどよかったですね。


大賀好修さん


全曲レビュー、つづき

■なるほど。そういう工夫があったんですね。続いては「Sharing an umbrella」。「相合傘」ですね。これロマンチックですね。

この曲名は麻井が考えてくれたんですけど、曲名づけの天才ですね(笑)。これはタイトルと曲が同時にできました。

■ということは相合傘のイメージというのはあんな感じなんですかね。

(一同笑)

そうですね。僕的には最後すごく激し過ぎますけどね。
それぞれの相合傘のイメージってあると思うんですが、僕は90年代にドラマ見過ぎたのかわかりませんが、雨が降っててお店のシャッターがあってその軒先に男の人が立っている。そこに女の人も立っていてどちらかが傘を持っていて「よかったらいっしょにいかがですか?」みたいなね。そんな古くさーいドラマの1シーンのようなイメージを持っていて......僕の相合傘はそこなんですよ。

(一同笑)

■それはメンバーのみなさんも賛同されたんですか?

いえ、賛同してもらえないかもと思って1人そういう気持ちを込めて、はい。1人1人聴いてみたいですね。メンバーの相合傘とはどんなものだったのか。
僕は高校生のときとかいうよりもそんな感じ。なにかあこがれがあるのかもしれないですね。そういうところで出会うってすげえいいなぁって(笑)。実際はそういう経験したことがないし、あこがれが強いのかもしれません。よかったらいっしょになんて言えないですよ。ヘタしたら「気持ちわるっ!」って思われるかもしれないし。

(一同笑)

ちょっと繊細な面もあって、ギターはピックを使って弾いているんですけど、使わずに弾いている音とか。強弱もすごく考えましたし。あと同時にボリュームペダルを使いながら。
そこは僕が尊敬してやまないラリー・カールトンとか上手なんですが、そういう影響が出ているかもしれませんね。弾き方という面では。

■そういうところも聴いてほしいところですよね。

そうですね。あと、飽きずに聴いてもらいたいという気持ちが強いので、後半になってくるとなぜかゲイリー・ムーアみたいになっていきますけどね。

(一同笑)

いちばん僕っぽいサウンドになっているかもしれませんね。アタマからエンディングに向かって。

■そして5曲目は「rumble!!」。これはとどろくとか周るとかいう意味ですが、とどいていますよね(笑)。

(笑)これは最初大楠がイントロのリフを作ってきてくれたんですけど、もうそこから二人で好きなようにやっていったらこういうふうになったと、そういう曲ですね。

■こういう曲って勢いでガーッといちゃうという感じの曲ですよね。

止めなかったらいっちゃいますね。たとえばエンディングでギターソロ好きなだけ弾いていいよって言われたら、10分くらい弾いていて「おまえいつまで弾いてんねん」って言われるパターンの曲ですよね。ちょっと気をつけなきゃいけない曲ですよね。

■じゃあこれで10分間のギターソロを聴くことができると。

前のインタビューで言わせていただいたんですが、この曲をライブで演奏したときエンディングにドラムソロをつけていたんですよ。これでドラムの車谷が、僕が30秒くらいでいいよって言ってたのに5分くらいやっちゃって(笑)。みんな激しく燃えるんですよね。
音楽やっている人って、基本こういうリズム好きなんですよね。
ところが車谷、あのインタビューを読んでくれたのか、あれ以来長くやっていいよっていってもやってくれないんですよ。

(一同笑)

もしかしたら悪いことしたかなーって思っちゃって。

■読んでくれたんじゃないでしょうか。

あ、もしコレ見てたら「ホンマにいいで、好きにやってね」。かえって僕が悪いことしたかなぁって気になっちゃって。

(一同笑)

でももしかしたら、次のライブのときは僕がいただいて長く弾こうかなと。その辺はメンバーで戦いそうですね。

■次は「cosmic cafe」これはまたちょっとイメージが違いますね。「cosmic」だから「宇宙のカフェ」。

そうですね。ふつうのカフェでボサノバが流れているという感じではなく、ちょっとオープンスペースでコーヒーとか飲んでいるときに、元気めで、ちょっとデジタルサウンドっぽいサウンドがきたらそれはそれでちょっとおもしろいんじゃないかなとか。
違う感じでコーヒーが飲めるんじゃないかと、キャラに似合っていないこと言っていますが(笑)。

これはベースの麻井がほとんど作ってくれたんですが、彼の世界観がすごく出ていますね。彼が全体のイニシアチブを握るとこういう感じですね。最初のギターもシーケンスで作ってからリフにしているので、実はけっこう難しいんですよ、弾くの。いわゆるギターの運指っぽくないんです。
聴くと弾くでは違う1曲です。ギターをやっている方だったら気づいていただけるかもしれません。パッと聴きは「ん? そんな自慢げに言うことか......」って(笑)。


全曲レビュー、『Rydeen』『旅立ち』


■なるほどー。で、次ですが(このときBGMで『SenationII』が流れていてちょうどかかっていたのが)この曲。なんとカバーで「Rydeen」が......。

尊敬するYMOの大好きな曲を。
この曲をカバーした理由はライブでカバー曲をやりたかったんですよ。1回Sensationでライブをやった後に反省会を、反省会という名の食べたり飲んだりする会を。そこで僕が「カバーをやりたい」と言ったんですよ。
ただ、ロックの有名な曲やジャズの有名な曲っていうのじゃなくて「ギターで弾いてるイメージがなく、みんな一度は聴いていて絶対に知っている曲なんかないかなぁ」って話していたら、そこにいたスタッフが「『Rydeen』どうかな......」って、みんな「おーっ!! あれは間違いない」と。

僕らの世代や下の世代は運動会でかかっていたりして否が応でも聴いたことがある曲で、そういう意味でもちょうどいいかなと、「これやったらおもしろいんじゃないかな」と思ってカバーしたんです。プラス、イントロとかそれ以外の部分でも「あ、Sensationだなー」って思ってもらえるような。僕にとって(そこが)いちばん重要なところなので、Sensationらしいリフを入れたりとかちょっと練りました。

■テクノがこういうアレンジで聴けるとは。

まあそういう意味でも、『Rydeen』ってそういえばいい曲だったよねって言ってもらえるようになったらうれしいなとは思いますね

■そうですね。で、アルバム最後の曲は『旅立ち』。

『旅立ち』です。この曲は僕らのなかではボーナストラック的な作品になっていまして、アルバムのリリース時期が3月中旬でそれから4月中旬くらいはみなさん新しい出発をされたりする時期なので、それに向けて僕らから「これから行くぞ」って気持ちになってもらえるような1曲を、曲自体は昔からあったんですが作りたいなぁと思って作った曲なんです。

■メロディも親しみやすくて、すごくいい曲ですよね。

僕的には旅立つときって、エレキギターでガァーンっとやられて「がんばれよーー!!」というより、自分も「がんばってね」って優しく言われたいってのもあり(笑)。それでアコースティックギターなんです。Sensationとしてはメロディをアコギっていうのは珍しいんですよ。そうした理由はそこなんです。

■アコギでやさしく背中を押してくれるという。

はい。聴いてくれるみなさんがそういう気持ちになれたらいいなぁと思って作りました。

■はい。というわけで全曲レビューをしていただきました。

ありがとうございました!


大賀さんのギター、今日の1本

大賀好修さん


■さて、先ほどご紹介していただいたフルアコ以外に、エレキを1本お持ちいただいたんですね。そちらをご紹介いただけますか?

はい。いろいろ何本も使っているのですが、今日はフェンダーのストラトを持ってきました。

■3つ目のピックアップがハム(バッカー)になっていますね。

ええ、もともとシングルコイルだったんですけど、当時、20年ほど前ですが、山野楽器さんの方と仲良くしていたときに、僕が「ストラトでリアだけレスポールみたいな音がするギターがほしいんですよね」って話をしていたんですよ。そしたらその方が(ボディ)を削ってハムバッカーにして、なおかつそのハムバッカーもいろんな種類をつけてくれて「どれが好き?」と。そのなかから選んでつけたんですよ。僕のギターはフジゲンさんが作ってくださっているんですけど、今日は持ってきていないんですがメインで使っているフジゲンさんのストラトとかもハムとシングル両方の音が出るようになっているんです。
いろいろな現場をやっていると、両方の音がほしいときがあるんですよ。
(今手に持っている)ストラトも、トーンボタンを押すと(リアのハムが)シングルになるんですよ。フジゲンさんのストラトもそうなんです。いろいろな音楽に関わらせていただいていますが、1曲のなかでハムの音がほしいときとシングルの音がほしいときが出てくるんですよ。で、僕そういうの意地でもやりたくなるのでそのときに思いついたのがこの方法なんです。

(ここから実演)

なるべくギター側でいろいろできるようにしたいなという思いなんですよ。フジゲンさんのギターはそういうところを汲んでいろいろやってくださっているので、すごく助かっています。僕は高級なお寿司屋さんより回転寿司にいって、あれも食べたいこれも食べたいという性格なので、ちょうどこういうギターは合っているんです(笑)。

■大賀さんは弾かないギターは持たない派ですか?

えっと......、弾かないギターもありますね(笑)。オールドはけっこう飾っちゃっていますね
。家でだけ弾く、みたいな感じですね。もちろんすばらしい音はするんですけど、今コンピュータで音を作ってPro Toolsのサウンドのなかにギターを入れた場合、どうしてもオールドのギターだと引っ込み過ぎちゃって前に出ないなんてこともあるんですよ。単体で鳴らせばいい音は鳴るんですが、いざ現場となるとけっこう難しいんですよ。だからあえて外に出さないというのもひとつ(理由として)ありますね。
あとは家で「このギターめっちゃ好き」って言いながらお酒呑みながら弾くのがいいですね(笑)。相棒さんですね。
あと家に置いたままのコレクションっていうのもありますね。

■さきほどピックアップを交換されたお話しがありましたが、実用で使うギターについてはけっこうカスタマイズされてるんですか?

けっこうしていますね。していないのはギブソンのレスポールくらいでしょうか。ペグだけはチューニングが安定しやすいように替えていますが。飾ってあるのはまったく触っていません(笑)。
このストラトもそうですが、フェンダーのギターは特にそうなんですが、ずっと弾いていないとうまく弾けないというかこっち(弾く側)が無性に弾いても何も返してくれないというかなんか(そういうのが)あるんですよ。常に触るようにはしていますね、このギターは。

■人間に近いんですかね?

と思います。どの楽器もきっとそうなんでしょうけど、こっちがきっちり答えていかないと答えてくれないですし、だからもちろんギターの善し悪しってあるとは思うんですけど、まずその前に自分自身がきっちり答えられるようになりたいなとは思いますね。 ホントにね、「なんでやねん?」ってときがありますよ。自分にすごく腹立つときとか、ありますよ。

■そうなんですね。ありがとうございます。


生演奏であの名曲を!

大賀好修さん


■さて、Sensationのfacebookページにいくつか質問が届いていますので、ここで大賀さんにお答えいただこうと思います。「SensationII」でいちばん苦労したギターフレーズを教えてください。というか弾いてください。

(笑)。僕ねライブのとき笑顔で弾きたいと思いながらやっているんですが、それ実は死ぬほど練習していて、Sensationって聴いてるより弾くと意外と難しい曲が多いのでそういう意味ではけっこうどれもなんですけど。『Geometric』のアタマとかはけっこうややこしかったですね。

(といいながら実演される大賀さん。これスゴイ!)

とにかくこういう響きにしたい、ということから先行して作ったので。レコーディングする前はピックを使って弾いていたんですけど、自分の思うGeometric、幾何学的というのとはちょっと違っていたので、レコーディングのときに指で弾いたんです。
これは家でこっそり練習しました。はい(笑)。しかも意外にこれ3つ音を並べて弾いていくのでこれをキレイに弾くのはけっこうややこしかったかもしれないです。そういう意味では『Rydeen』もそうですね。
(弾きながら)でも死ぬほど練習したおかげで、自由に動くようになりましたけどね(笑)。これをテンポに合わせて弾くっていうのが難しいかもしれませんね。

■次の質問です。大賀さんがいちばん影響を受けたギタリストを教えてください。

いちばん影響を受けた......(考え込む大賀さん)。
いちばんは難しいなぁ、というのもいろんな方から影響を受けているので。すべての面を含めると松本(孝弘)さんはいちばん影響受けてる、いちばん好きなギタリストなんですけど、たとえばギターソロでいちばん好きなんはイーグルスの「Hotel California」ですね。あれはドン・フェルダーもジョー・ウォルシュもどっちも好きですね。ドンのハムバッカーの音からジョーのシングルコイルにフェイザーをかけた......あ、なんか僕オタクみたいになっていますね。

(一同笑)

あれがたまんないですよ。

(実演する大賀さん)......もうジョー・ウォルシュは天才ですね! 泣かせの天才ですよ、あの人は。
大好きですよ。

(ここから実演)

■僕もう泣きそうですよ、今(笑)。

あれは名演というか作られたギターソロなんですけど。これは僕聴いた話なんですけど、ドン・ヘンリーはとにかくかっちり作りたい人で、だからギターソロも決まった歌えるものにしたかったということでこの名演が生まれたのかもしれませんね。 この二人のギターソロはかなり好きですね。今久しぶりに弾いたけどやっぱりいいなーと(笑)。

■すばらしいです! 今日はもう十分です。

いえいえ(照)。

■さて次の質問です。Sensationメンバーの意外な一面を教えてください。

意外な一面......。あのままですよ、みんな。

(一同笑)

ドラムの車谷は見たまんまですね。そのままだと思います。
キーボードの大楠は、ライブ見に来てください。ふだんもあのままです。意外な一面じゃないな(笑)。
あ、ただベースの麻井は、ふだんまったくしゃべらなくて、いっしょに誰かの仕事に入ったとき「じゃあ、僕はそろそろこれで、お先に失礼します」って言っただけで「麻井さんがしゃべったの初めて見た!」とか言われるくらいの人間なんですけど、意外と二人で食事に行ったり飲みに行ったりすると、よくしゃべりますよ。

(一同笑)

僕から言わせると「この人100年分くらいしゃべってんのと違うかな」ってくらいしゃべっています。
そこが意外ですかね。
あ、メンバー全員意外に"緊張しい"ですね。そうは見えないんですけど。そのまま放っておいたら本番前っていったら全員黙りこくっちゃうくらい。誰かがしゃべりだすとそれに乗っかって、そこは関西人が集まっているので。なのでライブに来てくださったみなさんは僕らに勇気をください(笑)。

■次は、音を作るうえでのこだわりはありますか? という質問です。

ありますね。音は基本なるべく自分だけがいいという音にならないようにというイメージを持ってやっています。F.A.T.という会社のHAKKAIさんという方がSensationの音を作るときにすごく手伝ってくださっているんですが、そのときに第三者的に聴こえる音とかを考えながらいっしょにつくっているんです。あとは、自分が弾きやすいかってところも入れますね。

(実演しながら)ガツガツ弾くなら気にせず弾くんですけど、ニュアンスを出したいなら歪みを抑えて弾いた方がピッキングのニュアンスが出やすくなるんですね。ちょっと抑えることで粘りが出たり。そういうのもちょっと意識しながら作っていますが、でもミキサーの方とか僕をいじめたいのか「いやぁ~もうちょっと元気出した方がいいでしょ」みたいな感じで押すので、「負けねぇぞ」と(笑)。ま、そういう周りのみんなのおかげで僕も日々成長できています。

■なるほど。次は、大賀さんはSensationのときもほかのどのアーティストのときでもいつでも最高の笑顔なところが大好きです。尊敬しています。今まで最高に興奮したライブと、最悪な失敗談を教えてください。

ありがとうございます! いちばん興奮したライブ。たっくさんありますね。僕はどんなときでも同じ自分でいたいという思いがあるので、全部がそうなんで。けっこうどんなライブでも興奮していますよ(笑)。
最悪な失敗談。かなりありますよ。たとえば広島でライブをやったときにエフェクターが2曲目で全部かからなくなってしまって、その後20曲くらいギターから出る音だけで演奏しなくてはいけなくなって、途中でやめるわけにもいかず、原因も分からず。心は何度折れたことか......。

■アンプでの調整は多少できたのでは?

アンプもクリーンとディストーションがあるんですけど、それも利かなくなってしまって。もうずっと歪んだままでいったってこともありましたが。若いころ1曲目でギターの弦を切ってしまって。すごくありますよ。
失敗こそが僕を成長させているってのはありますよ。失敗したらもう2度と同じ失敗はしないって思うんです。で、練習もするので。

■大賀さん生中継楽しみにしています。ライブのときに考えていることや、思い浮かべてることを教えてください。

来てくれている人が楽しんでくれたり、ここにいてよかったな、チケット買ってよかったなって思ってもらえるようにということは常に考えて演奏しています。あ、でもギターを弾いているときはけっこう真っ白になっていますね。ステージからみんなの楽しんでいる顔を見たときは「ああ、音楽やっていてよかったな。ギター弾いててよかったな」とか思いますけど。

アンコール前にいちどバックステージに引けますけど、そのとき「あ、お腹空いた」ってときが調子のいいときだってのはありますけどね。それは理由はわかりませんね。ちょっとがんばれてるなってときはお腹空いたってなりますね。逆にお腹空いていないときって不安になること多いですね。

■フジゲンさんのギターを使っているのはなぜですか?

フジゲンさんは何より楽器に愛情を持っています。僕が「こういうふうにしたいんです」ってことに対してもすごく一生懸命作って返してくださって。あといろいろ試行錯誤してくださる。まずいちばんはここですよ。あとギター的なことでいうと、サークルフレットを使用しているのですが、それによってチューニングが安定するんですね。だからほかのギターと比べるとピッチ感がいいんですよ。コード弾くとき和音がすごくキレイに鳴るんです。それがあまり好きじゃないという人もいるかもしれません。

僕は(仕事で)ポップスをやるときはピッチ感って重要ですし、Pro Toolsからシンクでシンセに出しているときなどはチューニングのちょっとした狂いがものすごく気になったり飽和したりするんですが、僕はそれだったらピッチのしっかりしたギターを弾きたいと思うので、そういうところもかなり大きいですね。でもまあいちばんはギターにすごく愛情を持っていること。僕自身もギターが大好きなので、うれしいです。

■ふだんはどのような練習をしていますか?

ふだんはコードを弾いてどんなフレーズがあうかなとか、今ここにはないんですがメトロノームは絶対鳴らしています。メトロノームを鳴らしながら弾いていますね。(実演しつつ)コードに対してどう弾くかというアプローチの練習はかなりやっていますね。いちばん大事なバッキングの練習は常にやっていますね。
(実演しながら)ファンキーな感じとか。スパニッシュの弾き方とか、アップ(ストローク)かダウンかとか。メトロノームの前めにするとか遅れめにするとかジャストにするとかそういう練習をしています。

■最後の質問です。どうやったらいい曲が書けるのか教えてください。

音楽は自由なので、自分の書いた曲を気に入ってくれる人もいれば、違うって思う人もいるだろうし。自分がどんどん成長していけば、以前よくないって言った人が、いいってなったり。逆もあると思います。曲とか音楽は自由なので、いい曲が書けるとかいうのは自分を信じていい曲だと思えることが要素なんじゃないでしょうか。

■いい言葉ありがとうございました。


リリース&ライブ情報

Sensation II
【リリース情報】
2nd Album「Sensation II」GZCD-5005 \2,000(tax in)
2013.03.13リリース

1.Geometric
2.朧月
3.Rain Sound
4.Sharing an umbrella
5.rumble!!
6.cosmic cafe
7.Rydeen
8.旅立ち


【LIVE情報】
ワンマンライブ【Sensation LIVE Image ~SPRING HAS COME!~】
■出演:Sensation【大賀好修(G)大楠雄蔵(key)麻井寛史(B)車谷啓介(Dr)】
■日時:3月20日(祝)
■会場:大阪 / 北堀江hillsパン工場
■時間:OPEN 17:00 START 17:30
■TICKET:前売¥4,000、当日¥4,500(1Drink別途要)
■チケット発売:hillsパン工場ホームページ
チケットぴあ、発売中

ワンマンライブ【Sensation LIVE Image ~SPRING HAS COME!~】
■出演:Sensation【大賀好修(G)大楠雄蔵(key)麻井寛史(B)車谷啓介(Dr)】
■日時:4月6日(土)
■会場:東京 / 初台The DOORS
■時間:OPEN 17:30 START 18:00
■TICKET:前売¥4,000、当日¥4,500(1Drink別途要)
■チケット発売: hillsパン工場ホームページ
チケットぴあ、発売中


Sensationオフィシャルサイト(外部リンク)
Sensation facebookページ(外部リンク)

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