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松原正樹さんインタビュー Vol.2

松原正樹さんが10月20日にアルバム2枚を同時リリースしました。その最新アルバムのうち、今回は「Acoustic Age」についてお話ししてくれました。



■2枚同時リリースのアルバムですが、ジャケットデザインがエレクトリックは「赤」、アコースティックは「青」ですよね。

赤と青、っていう対比の分かりやすさですね。
松原正樹さんゼペットじいさん
■そのアルバム中でご使用になったギターを教えていただけますか?

ガットギターとタコマ。ガットギターはスペイン語だから名前が読めないのね(笑)。これは1990年のお正月に、そのころやっていた「トライフォース」というバンドのレコーディングでロスにいったときに「ガットギターは現地で買おう」って言って探して手に入れたものです。

ギ ターセンターの近くに楽器屋さんがあって、ものすごく広いお店なのに店員さんが全然いないんですね。「あれ?」って思ってたたずんでいたら、店の奥のほうから「トンテンカン、トンテンカン......」って音がするわけ。音のするほうにどんどん入っていくと、そこでおじいちゃんがギターを作っていたんですね。大きなお店にそのおじいちゃんひとりしかいなくて驚きましたね(笑)。
-南部さん:だからわたしたちのあいだでは「ピノキオのおじいちゃん」「ゼペットじいちゃん」って呼んでるんです(爆笑)。

音 はすごくよかったの、そのときは。日本に持って帰ってきて弾いたら全然鳴らないのね。「なんかだまされたなー」とか思ったんだけど(笑)。「まあ気候が違うから仕方ないのかなぁ」とあきらめてね。ケースに入れてずうっとしまっておいたのね。それで1年後くらいに「そういえばあのガットギターどうなったろう」って思い出して弾いてみたらね、すっごくいい音になっていたんです(一同「へぇー」)。気候になじむんだね。

愛機タコマと松原さん
愛機タコマと松原さん

■過去の自分の曲をあらためてカバーしてみていかがでしたか?

うん、全然違うアレンジにしたりね。まるで新しい曲になっちゃった、みたいなのもあるし。元のアレンジに近いものもあるし。一回やっちゃってる曲のアレンジを変えるのって、難しいんですね。選曲も自分じゃなかなかできないし「誰かやってくれないかな」ってことでお願いして選んでもらったりしてね。20曲近く選曲されたんですが、そのなかからできるものからやっていこうって感じで始めました。まあ自分がどうしても入れたかった曲もあったので、それは入れたんですけどね。最初は「あ、ひらめいた!」っていう曲から始めたから調子よく行ってたんだけど、残った曲がだんだん難しくなってきたりして(笑)。だんだん苦しくなったりしてね。

アルバム「Acoustic Age」ジャケットまあそういうときにはもう一方のロックのほう(HUMARHYTHMIII)にいったりとかしたので、わりと煮詰まらないで済んだかな。別々のコンセプトのアルバムを同時にやることって、最初は難しいかなって思っていたんだけどね。でもね片方煮詰まったら「こっちやりゃいいや」って感じでできたので、すごくよかったのね。静かなものやってると、にぎやかなものやりたくなるしね。ちょうどいいんだよね(笑)。この方法はわりといいなと(笑)。

へたくそだからもっとうまくなりたい
■そういうことも含めて、ご自分を創作活動にかりたてるものってなんでしょう?

自分は「へたくそだな」って思うから、「もうちょっとだけうまくなりたいな」っていつでも思ってるしね。18歳のときからテクニック的にほとんど変わってないな、って思うから。変わったのは"経験"。それが18歳のときはこういうふうにしか弾けなかったものが、いまだと「こうかな?」ってふうに選択できる余裕ができたくらいにはなってるんだけどね。でもそれが最高のかたちで弾けてるかっていうと、まだ全然その域には達してないなって、思うんです。だからやってる間はものすごく集中して、でき上がったものを聴いて「やったー! 終わったー」って思うんだけどしばらくして聴き返すと、「あそここうすりゃよかったなー」とか「ここはださいな」とかな、思っちゃうし。それがまた次につながるパワーになるんだと思いますね。


----あのテクニックをもってして、「まだまだ下手くそ」と言い切る松原さん。精進することがいい作品を生むパワーになるんですね。次回は11月30日。

インタビュー・文/ヤフオク!

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