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LEONAさんインタビュー Vol.2

フィドルを手にするleonaさん フィドル界のミューズ、LEONAさんのインタビュー第2弾! 前回でなんとなくフィドルという楽器、わかりましたか? 今回は彼女の目指す方向性が見えてきますよ。



leonaさん まだまだ少ない「フィドル」の仕事
■フィドルのお仕事の依頼って多いんですか?

いいえ(笑)。やはりバイオリンのほうが多いですねー。
「フィドルテイストなバイオリン」なんていう注文をされたりするんですね。まだまだ「フィドルを」という仕事は少ないです。おもいっきり「ド」がつくくらいのフィドルの音というのは好まれないんですね。

LEONAパパ:ブルースでも原点に近いものだと、あまりにくどいと「ちょっと待って」っていわれちゃうように、フィドルもおんなじような状況ですよね。

フィドルを手にするLEONAさん




歌は歌えるほうがいい
■日本人にはオリジナルというより「なになにテイスト」というほうが向いているんでしょうか?

そうですね。ある程度加工してあるほうが受け入れやすいのかもしれないですね。

■ちょっとさびしい気もしますが。ところでLEONAさん、歌は歌わないんですか?

歌います。好きですね、歌うのは。なのでわたしの未来のビジョンとしては、フィドルを弾きながら歌も歌う、という形をやりたいと思っているんです。というのはやはり歌は大事だと思うんですよ。楽器は得意な父でも歌は歌えないので(笑)。

LEONAパパ:それはしかたない(笑)。

だから、父と比べられないためにも絶対歌わなきゃって(笑)。歌をしっかりやっていけば、フィドルにもいい影響が出てくるんじゃないかなと思っています。
細かいフレーズに関してよく言われることなんですが「口で言えたら(歌えたら)弾ける」って、口ずさめたら弾けるって言われるんですね。だからわたしは歌えたほうがいいかなって思うんです。ブルーグラスの人たちといると「あの曲のあのフレーズなんだけどさ」ってフレーズを口ずさむんですね。演奏しながらコーラスは当たり前だし。だからあんまり上手じゃなくても歌えたほうがね(笑)。




フィドルを演奏するleonaさん、顔つきが変わった!
フィドルを演奏するLEONAさん、顔つきが変わった!
気づくとまわりはおじさんだらけ
■たとえばギターを弾きたいと思ったことありませんか?

それはありますね。弾き語り程度はできるようになりたいなあ、とは思っていますよ。そういうスタイルも自分のなかにあってもいいかなって思うところも少しあるし。

■しかし日本ではなじみの浅い、と言ってもいいブルーグラスの世界に挑戦しようというのはある意味冒険ですよね。

そうですねー。ブルーグラスの勉強を始める、と宣言した時点でその世界の人々はどよめいていましたね。期待の大きさみたいなものがすごく、ひしひしと伝わりました(笑)。「ブルーグラス界を背負って……」みたいに言われちゃうと「あー、いやいや、まあまあ」って感じで(笑)。この世界って日本じゃあまり知られていないし、若い女の子でっていうのもほとんどないし、そういう点では勉強していくには大変なんです。若い子たちとセッションしたいけど、できないし。セッションの機会はあるけど、気づくとまわりはおじさんだらけで。

(一同笑)

でも好きな音楽をやれているわけですから、幸せですよ。




自分がいいと思ったものであれば
■クラシックとずいぶん違うところに来ちゃったわけですが、バンドを組んだりとかしたいと思いません?

バンド、いいですねー。クラシックバイオリンはソロをやるための練習だったので、基本的に一人で、寂しいんです(笑)。だからバンドというか、複数の別の楽器の人たちとアンサンブルをしたりするのって、ものすごく楽しいですよね。でも目立ちたがりだからなぁー(笑)。

■ところでフィドルなんですが、どれくらいの値段がするものなのですか?

フィドルはそんなに高くないんですが、ちゃんと弾けるものを探すとなると、かなり大変なんです。ブルーグラスをやるならそれに向いた音の出るものを探さなくちゃいけないし……。インターネット通販などで「初心者向けセット」というのがあって、それを購入した知人がいるんですね。せっかく買ったんだからやろうと誘ってやっていますが、さすがに音はね。弾きにくいし。おもちゃっぽいし(笑)。さすがに10,000円だとね。

本当はフィドルと弓は別々にあって、それを買いそろえるとなるとかなりな金額になることはたしかですね。フィドルとしてそれなりにきちんと演奏するのであれば、150,000円くらいは出さなきゃいけない、といわれています。
けどクラシックバイオリンはそれこそもうけたが違いますからね。家が建ちますから(笑)。音色には人それぞれ好みがありますからね。こんな音色でこの値段!? っていうのもあるし。すごいリーズナブルな値段で買っても腕のいい人が弾くと「ほおお!」って場合もあるし。
でも値段はあってないようなものです。自分がいい、と思ったものであれば、それが一番なんです。





弦の違いで鳴りも変わる
■やっぱり上手になると高い楽器が欲しくなるものなんですか?

あのね、弦1本から違うんですよ。クラシックをやっていたころ、わたしもそれなりの弦を張っていたんですけど、先生のを見るとなんか違うなと思って。聞いたらガット弦だっていうんですよ。それで楽器屋さんに行って値段を見たら4本1セットで、1万円ですよー(笑)。でも、よしちょっと挑戦って思って、買って弾いてみたら全然違う楽器みたいに鳴るんです。だからね、もっといい楽器が欲しくなるっていうのはこういうことなんだろうなぁって思ったんです。

■なるほどねー。それはある意味危険ですねー。

危険でしょ。だからフィドルにしてよかったんですよ。

(一同爆笑)


---歌えるフィドラーを目指すんですね。楽しみです、LEONAさん!

撮影・文/Yahoo!オークション

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