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KOJIさんインタビュー Vol.4

バンドを離れソロ活動に旅立ったKOJIさん。その素顔に迫るインタビューの第4弾。今回はお気に入りのギターを3本ご紹介してくれます。



KOJIさんとKILLERのシグネイチャーモデル手放せない1本

■現在ギターは何本くらい所有されていますか?

えっと、今はキラーギター(KILLER GUITARS)とモニター契約させていただいていて、そこのギターを合わせると20本くらいになると思います。

■全部現在も使用されていらっしゃいますか?

そうですね。今回のステージはこれにしようとか、こっちにしようかな? とか選んで使っていますし、レコーディングに使うときもこういう音がほしいなあというときにはこのギター、とかけっこう使い分けていますね。


KOJIさんとKILLERのシグネイチャーモデル

■けっこうまんべんなく使用されているんですね。

うーん、まったく手が伸びない1本というのもあるにはあるんですよ(笑)。

■ご自分のモデルを持っていらっしゃるということですが、ここをこうして、とかリクエストして作るわけですよね?

そ うですね。最後に作っていただいたモデルがあるんです。これを作っていただくときに「今までネックにはこういう材を使いたいとか、いろいろ注文を出してき ましたけど、 ぼく本で読んだ知識だけで、あとは勘で言っていました。すみません!」って告白しまして(笑)。「製作者として長年やってこられている経験 から、いちばんいいと思うギターを作ってください」と言って作ってもらったんですが、やはりそれがいちばんよかったですね。それ以前のものもそれぞれ特徴 のあるいい音をしているんですけど。
その道で熟練した人にお願いするのがいちばんいいんだなって思いましたね。


■KOJIさんモデルの形はみんな同じなんですか? またその形にした理由はなんですか?

ぼ くのモデルは全部同じ形をしています。どういう理由でこういう形にしたのかは……ずいぶん昔のことなので忘れてしまいました(笑)。ストラトキャスターも 好きだし、レスポールも好きだし、それをミックスしたような感じにできないかなって思っていたんです。デザインをいただいて、いろいろ注文をさせていただ いて。それに最終的に製作者さんの意見を加えて。それでこういう形になったんです。

■ピックアップを見るとレスポール系

セ レクターレバーはストラト系。3ウェイです。音的には両方の中間の音ですね。最近岩見(和彦)さんのところへギターを習いに行くようになって思ったんです が、機種とか関係ないのかなって。うまい人が弾くのを目をつぶって聴いていたら、どのギターを弾いているのかわからないことがあるんですね。弾き方ひとつ でシャープになったり、まろやかになったり。だからこのギターはこの音しか出ない、というのは本当は違うのかもしれないって。

■ヘッドの形は「K」のシェイプですね。

はい。これはKOJIの「K」とKILLERの「K」をかけてみましたって、メーカーの方が言っていました(笑)。

■いい色ですね。(インタビュアーはけっこうこういう色のギターが好きかもしれない)

そうですね、渋い感じでね。遠目にはレスポールに見えるみたいで、「今日レスポール使ってたの?」って間違えられますけど。


KOJIさんとストラトキャスター■じゃあ次のギターをご紹介ください。

えっと、このストラトキャスターは初めての給料で買った安物なんです。10数万円いただいた給料の、ほぼすべてをつぎ込んで買ったんです(笑)。それまでは違うメーカーのギターをローンで買って使っていたんです。楽器屋さんに勧められてスキップローンの36回払いで。

(一同爆笑)

KOJIさんとストラトキャスター



ギターがダメなんじゃなく、弾いてるぼくがダメだった

そ のローンのためにアルバイトをいっぱいして。やっぱりフェンダー、ギブソンはあこがれのメーカーで、でもあたりはずれもあるって本で読んでいたから、おい それと手も出せず……。で、初めてもらった給料を握りしめて楽器屋さんへ行って。安いモデルとはいえフェンダー・コーナーで高そうに飾っているわけです。 店員さんに「試奏させてもらっていいですか?」ってお願いして、舞い上がって良し悪しもわからず、小さい声で「これください」って……(笑)。
レ コーディングに持っていって「いい音だね」って言われたことがないギターなんですね、かわいそうなことに(笑)。ビンテージのストラトを「これ弾いてみ な」って言われて弾くといい音で。こいつ(自分の買ったストラトのこと)ダメなやつだなあって思うんだけど、そう思いながらもレコーディングのたびに毎回 持っていってたんです。

そうやってずっと弾いているうちに、あるときレコーディングでこれを弾いていたら「いい音だね」って言われ て……。「こいつやない、ぼくやったんやあ」って気付いたんです。ギターがダメなんじゃなく、弾いてるぼくがダメだったってことです。ぼくがちゃんとして いなかったから、このギターでいい音が出せなかっただけなんですね。
もともと音のいい楽器は、そのおかげでダメなことに気付かなかっただけで。だから、こいつはぼくのバロメーターなのでもう手放せないですね。これを弾いて「いまいち」って言われたら、それはギターのことじゃなく、ぼくなんだと。


■いい話だあ。それはすごい話だ。今回のインタビュー、最大のポイントですね(笑)。もう絶対手放さないでくださいね。

いやこれたとえばYahoo!オークションに出品したとしても値段つきませんよー(笑)。それこそサインして生写真つけないと全然だめですよね。

■いやいや、そんなふうにしたらすぐに、うん10万円とかになっちゃいますよ(笑)。

手放しても二束三文なんで、手放さないことにする。

■出品したら抗議の電話しますよ。「あんなに言ってたのに! 売るなんて〜」って。

あはははは。「この野郎、あんなに手放さないって言ってたくせにー」って。ちょっと飲み代がないくらいの理由でね。

(一同爆笑)

一 時期高いギターも買ったりしたんですね、あこがれていたこともあって。でもね、そういうことに気付いてから必要なくなったんです。「60何年製のもので す」とか言われて、「おお、いい音するんだよね」って。実際レコーディングでそのギター使っても、ダメなときはダメなんですね。
だからもうこれは ぼくにとって必要がない。ぼくがもっともっとうまくなって、何本も必要なくなって1本だけ大事にしたいギターが出てきて、それが高価だったらお金出してで も買うかもしれませんけどね。それにぼくが知らないところでビンテージは勝手に熟成されていくじゃないですか。だから年取ってからでもいいかなって思って います。


KOJIさんとギブソンSJ-200
KOJIさんとギブソンSJ-200

■なるほどね。最後の1本をお願いします。アコースティック・ギターですね。

こ れに出会ったのは1年くらい前なんです。バンドで、ステージでガーンとやっているものをアコースティックでやったらどうなんだろう。ということでアレンジ をしてやってみたんですね。それをブルーノートみたいなお酒を飲みながら聴けるような場所でやりたいなって思って。で、ブルーノートの方にそのお話をし て、ライブを見にきてもらったんです。エレキでガーンってほうだったんですが。
「あれ、ブルーノートじゃね」って言われて「いやいや、あれをア コースティックで大人っぽくアレンジをして」って説明したのですが、「じゃあ機会があったらやろう」ということで。残念ながらその機会はなかったんですけ ど。ジャズにあこがれたり、大人の人がやる音楽にあこがれたりということもあって。アコギは大人な感じがするじゃないですか。

■そうですね。それはギブソンの……。

SJ -200です。大阪の三木楽器オリジナルのピックアップがついているんですけど、これをお借りしたときに家でラインで弾いたら、マイクで拾ったような温か い音がしたんですね。それ以来気に入って、ずうっと使わせてもらっているんです。歌の伴奏には最高の楽器ですね。あんまりテクニカルなことじゃなくて、歌 と伴奏でグルーブを出して。それだけでいいものができたらいいなって思うんですけど。ベースやドラムは付加価値として考えて。今は作曲するときに使うこと が多いですね。家で作曲しているときにへたくそな歌をかき消すために思い切り鳴らして(笑)。


---ギターがダメなんじゃなく、弾いてるぼくがダメだった……。すばらしいじゃありませんか! 感涙。次回はいよいよ最終回です。

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