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KOJIさんインタビュー Vol.3

3月21日にLa'cryma Christiでのラストライブが迫ったKOJIさん。その素顔に迫るインタビューの第3弾。高校時代もてなかったって!? またまたー、うそでしょ?



KOJIさんバランスをとるのに必死だった

■そういう過程を経てメジャーデビューするんですね。

そ うですね。1998年の5月にメジャーデビュー・シングルをリリースしたんです。(「ivory trees」)当時はがむしゃらにやっていたからわからなかったけど、トントントンとデビューできたような。もちろんそれまでの準備期間というか、下積み といわれる活動期間も長かったですけど、事務所の社長との出会いがあってからは、すごくスムースに活動できる場を作っていただきました。


撮影に応じてくれるKOJIさん。思いのたけを少しでも話すことができたのか、その表情はとても穏やかでした。



■そのころはメイクも含めて、相当「ド派手な」感じだったんですか?

そうですねー。ド派手でしたねぇー。2000年くらいまではステージも衣装もそんな感じでしたね。東京に来てからは怒とうの日々でしたねぇ。
最近フリーペーパーにコラムを書かせていただいているんですが、当初テレビ、ラジオ、雑誌の取材の毎日で、練習ができなかったんですよ。
プ ロになったら毎日どこかのスタジオに入って練習とかリハーサルとかできるのかな、って淡い期待があったんですね。もちろん「ビジュアル系」と呼ばれるロッ クなので撮影なんかも1社ごとにきちんと分けていただけて、それはとってもありがたいことだったんですが。だけどそのことで犠牲にしなければいけないこと の大きさに、ついていけなかった時期がありました。

その写真撮影スタジオでギターを弾いていたらみんな驚くんですね。「なんでギター持っ てきているの?」「練習熱心だね」って、そういわれるのが逆に不思議で。ほかのバンドの人たちは練習しないでもあんなに上手なの? って、すごく不思議 で。そういう部分での悩みがどんどん大きくなっていきましたね。

自分たちがもっと売れたい、という気持ちもあったし。でもそうなればなるほど、音楽を作るという部分の比重がどんどん小さくなってきて。プロモーションと、創作とか練習という音楽活動のバランスが、自分でもよくわからなくなってきて。


■それは売れてるものの宿命というか……。

そうですね。でもうまく対応できる方っているじゃないですか。自分はうまく対応できなくて、そういう自分に腹が立ったりして。音楽もきっちりやって、プロモーションも上手にこなす。ぼくもそうしたいのにうまくできない。

ぼ くは不器用なくせに欲張りなところがあるんですね。曲を作れない人から「曲が作れていいね」って言われたとしても、アレンジがうまくできないというジレン マがあるんですね。それをアレンジの上手な人にお願いすればいいじゃん、って思えないところがあるんですね。アレンジもできるようにならなきゃあかん。デ モを作るときに演奏もうまくなくちゃあかん。仮歌入れるときも、キーボードで入れると伝わりにくいから歌をいれなきゃいけないんですが、ぼくものすごい音 痴なんですよ。


■えぇーそうなんですか?

ものすごい音痴なんです。

(一同爆笑)

歌もうまくならなくちゃいけないのかぁ、って。うまくならなきゃいけないことだらけで、うわーってなっちゃうんです(笑)。


KOJIさん

■ 音楽に関わることばかりですから、そういう欲は張ってもいいんじゃないですか(笑)。先日パーカッションプレイヤーの浜口茂外也さんとお話させていただく 機会があったんですね。そのとき浜口さんは「音楽やるなら歌は歌えるほうがいい、発声とリズムが大事」と、かいつまんで言うとそういうことをおっしゃって いたんですよ。
(Yahoo!オークション注:浜口さんのお話はYahoo!オークション特集「We Love Music」でお読みいただけます)

あ あ、まだ間に合うかなぁ。友だちにボイス・トレーニングの先生がいるんですね。たまに飲みにいったりして話をするんです。「ぼく歌がへたなんですよね」っ て。でも、習うということに一歩踏み出せないでいたんですよ。今度ちょっと相談してみよう(笑)。自分ができないことに関しては、ギターでも習うことがで きる年齢になったんですけど、歌に関しては「恥ずかしい」というのが先に立ってできなかったんですよね。苦手を克服することで、得意な部分も伸ばせるん じゃないかって思うし。でもあんまり得意なところもないなぁ、と思ってへこんだり(笑)。自分が高校生のころとか、周りから見たら変なやつだったと思うん ですよ。普通に明るくて社交的で、スポーツやってて、女の子にもてて、とは正反対でしたから。


音楽を通じて出会えるすばらしさ

■え? もてたでしょう、そのルックスですもの。

いえ、もてなかったんですよ。髪伸ばして気持ち悪がられていたんですよ(笑)。「なに? あんなに髪伸ばして」みたいな。

■だって背もでかいし……。

「でっかいのに髪伸ばして」みたいなね(笑)。キムタクが髪を伸ばすちょっと前ですからね。で、カメラ部に同じくらいの髪の長さのやつがいて「あれ絶対カメラやってるで」って、同じように括られていたんですよ。

(一同爆笑……カメラ部の方ごめんなさい!)

も ともと人づきあいも上手じゃなかったし。だけどこうやって音楽をやっていれば、今まで自分が行けなかったところに行けるし、人づきあいもうまくいくし。出 会えるんですよね。たぶん音楽やっていなければ岩見さんとも出会うことはなかっただろうけど、自分がギターをやっていて、うまくなりたいと思ったときに出 会うことができましたし。そうやってうまい人から少し知恵をいただくこともできるし。

もう音楽はやめられないなと思うんです。今やめたらもう誰とも出会うことができなくなると思うし。音楽を続けている限り、いろいろな人と出会えて、今日の出会いもそうだと思うし。すごい人はいっぱいいるんだなぁって、会えば会うほどそう思うんです。


---音楽をやることに対するKOJIさんの真摯(しんし)な思いが伝わってきました。次回はいよいよ愛用のギターのお話です。

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