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コドモノココロツアー2006 東京公演

Synchronized DNA ご存知日本が生んだ世界に誇るスーパードラムユニット「Synchronized DNA」!
6月9日、六本木のスイートベイジル(STB139)で行われたライブに行ってきましたよー。

写真:Synchronized DNA(左:神保彰さん、右:則竹裕之さん)



Synchronized DNA



し・ん・く・ろ・・な・い・ずど!

以前、ギターラボの姉妹編「We Love Music」でインタビューをさせていただき、その後神保彰さんのソロパフォーマンス「ワンマンオーケストラ」のライブレポートも書かせていただいたのですが、ここに則竹裕之さんが加わると、もうそれはそれは、笑っちゃうくらい凄いんです。

どれくらい凄いか! ......百聞は一見にしかず。レポートでお伝えしたいところですが、文章で書くことは不可能ですね。ドラムのテクニックが分かっていて「あの曲のフィルインがあーだった」「この曲の裏打ちがこーだった」って書けると本当は一番いいのですが、いかんせん筆者はドラムを叩けない(泣)。解説など出来ようはずもないのです。でも! 声を大にして言いたい。 『この人たちはおかしい!』。「いかれてる」のおかしいと「笑える」の可笑しいが、これほど見事に共存しているユニットもまれです。前置きはこれくらいにして少しだけ、そのおかしさと凄さを伝える努力をしようと思います。



Synchronized DNA 神保彰さん


し・ん・く・ろ・・な・い・ずど!

M1:Light Year Distance M2:Superstition M3:Syncro Manbo

ファンにはおなじみのオリジナル曲(M1)で幕を開けた「コドモノココロツアー2006 東京公演」なにゆえ「コドモノココロ」なのか? まあ二人の姿を見ていればおのずと答えは出てきますね^^。続けてスティービー・ワンダーのカバー(M2)。オリジナルのM3ときてお待ちかねMCのコーナーだ。なにゆえMCがお待ちかねなのか?

神保さん:みなさんこんばんは。「Synchronized DNA コドモノココロツアー2006」へようこそおいでくださいました。

(観客歓声と喝采)

神保さん:ではさっそくですがメンバーを紹介したいと思います。日本が世界に誇るドラマー、則竹裕之!

(歓声と喝采)

則竹さん:(深々とお辞儀)世界が宇宙に誇るドラマー、神保彰!

(爆笑と歓声と喝采)

神保さん:あっという間にメンバー紹介が終わってしまいました。

(爆笑)

と、こんな具合におとぼけトークが炸裂。なにがおかしいってトークをしている二人が、あまりに姿勢がよく、さらに上品でおっとりした話し方をするのだ。これがDNAトークのマジック。知性と品格を漂わせながらのおとぼけは下手なお笑いよりおもしろい。若手の漫才コンビはぜひ研究すべし!

M4:Double Helix M5:DNA Express M6:The Age Of Communication M7:Birdland

最初のMCの後はDNAの代表曲であるM4、MIDIを使わないオリジナルM5、そしてM6。M7はウエザー・リポートの名曲のカバーだ。

ここで初めてDNAを知った方に説明をしよう。ドラムユニットのSynchronized DNA。ただドラムを二人で叩くユニットではない。神保さんのドラムセットには、通常のパーツ(スネア、シンバルなど)以外に、いくつかのパッドがセットされている。通常のパーツとそのパッドにはセンサーが仕込まれていて、そのセンサーはMIDIのトリガー・システムというものに接続されている。
あるパッドを叩くことで、プログラミングの切り替えを行い、そのプログラムに沿ってほかのいくつかのパッドを叩くと、メロディーや伴奏の音が鳴るという仕組みである。メロディーや伴奏をパッドを使って歌わせながら、通常のパーツでリズムを刻んでいくのである。おわかりいただけましたか?

さて、ここで「コントコーナーその1 YAMAHA DTX演奏」というコーナーの時間となった。



Synchronized DNA 則竹裕之さん



し・ん・く・ろ・・な・い・ずど!

白衣姿で現れた神保さん、追って則竹さんも白衣で登場。大学の研究所員か、はたまたお医者さん? これは先にリリースされたDVD「Synchronized DNA 神保彰&則竹裕之/ダブル・ドラム・パフォーマンス2」のジャケットでのいでたちそのものだ。 このDVDがまた凄い! 買ってみてほしいなぁ。ほんとに凄いから! で、二人はそのDVDのなかでも披露しているドラムスティックパフォーマンスを生で演じ始めたのだ。

カナダツアーをしたときに現地で「Samurai Stick(サムライスティック)」と絶賛されたというスティック2本で複雑なリズムを刻むパフォーマンスである。「し・ん・く・ろ・・な・い・ずど!」とリズムに合わせながらスティックをならし、輪唱するという技だ。それが人間技と思えないくらいおかしくて、可笑しいのだ。

言葉を変えてやってみる「の・り・た・け・・ひ・ろ・ゆき!」駅名にチャレンジ「い・け・じ・り・・お・お・はし!」大真面目に笑顔でやるからおもしろさ倍増。会場は大爆笑と喝采に包まれる。

それからデジタルドラムキットYAMAHA DTXの試奏にうつる二人。「これはなかなかのすぐれものでいろいろな練習ができるんです。ではさっそく助手の則竹くんに叩いてもらいましょう」とわなわな震える則竹さんを促す神保さん。練習モードでおそるおそる叩いた則竹さんだが、DTXの出すパターンとなかなか合わず会場大爆笑。続けて挑戦した神保さんも悪戦苦闘(笑)。「きっと故意にはずしたのかな?」あれだけシンクロする二人なのに、どうして......? 大爆笑のうちに今後コーナーは終了。



Synchronized DNA



Synchronized DNA



し・ん・く・ろ・・な・い・ずど!

ここでこの日二回目のコントコーナー。なんと神保さんのギター演奏、則竹さんボーカルによる「そして神戸」?! メジャーにアレンジされた伴奏をYAMAHAのサイレンとギターで器用に演奏する神保さん。ムード歌謡歌手顔負けのボーカルを聴かせる則竹さん。「よっ! 色男」と叫んでみたくなる。そのうまさには舌を巻きました......。終わって去り際に「イパネマの娘」を奏でながら去る神保さん。さりげないんだけど凄い! あーなんて人たちなんだー!

M13:則竹新曲(仮題:馬喰町エレジー) M14:Shake Shake M15:Synergy ?MC? M16:ノルウェイの池?デンマークの森
アンコール:明日に架ける橋

アンコールにツアーTシャツとオリジナルデニムで登場した二人は、そのネタでまたまた会場を爆笑の渦に。トートバッグやDVDも飛び出して、セールストークセールストーク。それがまた品がよくっておかしくって、ついつい帰りに買おうかしら? と思わせてしまうからこれまた凄い!



Synchronized DNA



し・ん・く・ろ・・な・い・ずど!

見終わってひとつ謎が解けた気がした。DTXの刻む正確無比なリズムにきちんと合わせられなかった二人が、なぜ演奏になると完璧にシンクロするのか?
それは二人とも生身の人間だからだ。生身の人間のなかにあるメトロノームにはある一定の揺らぎが生じる、神保さん則竹さんはその揺らぎまでもがシンクロしているということなのだ。
凄い! そこに気づいたぼくは凄いかもしれない^^; 「故意にはずしたんでしょ」って、あなたあなた! 少しいい気分にさせておいてくださいよ(笑)。

もうひとつ、DNAを小学校低学年生に聴かせたいと思った。きっと夢中になる。きっと自分でドラムを叩きたくなる。ライブ終了後、則竹さんに思わずそのお話をした。いつかそんなイベントをやる日がきっと来る、と思った。



Synchronized DNA



●文・写真:Yahoo!オークション
●撮影:平田光二 Kouji Hirata
●協力:キューアンドカンパニー、ハンズ、リットーミュージック



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