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Synchronized DNA インタビュー Vol.1

synchronized dna(左:神保彰さん、右:則竹裕之さん) 9月30日にライブDVD「Synchronized Paradise」をリリースする日本を代表するドラマー、神保彰さんと則竹裕之さんのユニット"Synchronized DNA"が初登場!
ともにカシオペアザ・スクェア(T-SQUARE)というフュージョン界を代表するバンドに所属し、一世を風靡(ふうび)。その後も独特なスタンスでソロ活動、サポート活動などを送り、2003年暮れ、最強のドラム・ユニットとして手を組み、世間をアッといわせました! そのお二人に、ドラムを始めてから現在に至るまでを、しっかりとお聞きしましたよ。
今回はその第1弾! どうぞお楽しみください。



synchronized dna(左:神保彰さん、右:則竹裕之さん)



画像上:Synchronized DNAオフィシャル画像

10月に全国3か所で行われるSynchronized DNAのツアーのフライヤーが出来上がり、それを見ながらインタビューが始まりました(インタビュー収録は7月下旬です)。

■Synchronized DNAとしては、今年前半に一度ツアーをやっていましたよね?

神保彰さん(「以下「神」):ええ。6月に全国7都市を回りまして、そのときの模様を収録したDVDが9月30日に発売されるんですね。その後のツアーがこれなんです(と、フライヤーを見ながら説明してくれる神保さん)。さらに進化したDNAを見てもらおう、というものなんです。

■DVDに収録されている映像は、全国あちこちで収録されたものなんですか?

神:えーっと、基本的には東京公演(スイートベイジル)の演奏と、オフステージはもう全国津々浦々の、ね。

則竹裕之さん(以下「則」):(笑顔で)はい。

神:カメラクルーが、全国いたるところに来てくださったんです。

■ではステージに上がっていないお二人の映像も......。

神:ええ。ステージに上がっていない、素顔の則竹君もたっぷりと(笑)。

則:(笑いながらむせる)。

神:むせないでね(笑)。

(一同爆笑)

神:則竹裕之がどんな私生活を送っているか、というのも垣間見られる作品だと思います(笑)。

画像下:リハーサルスタジオでのSynchronized DNA(左:神保彰さん、右に腰掛けているのが:則竹裕之さん)



リハーサルスタジオでのsynchronized dna(左:神保彰さん、右に腰掛けているのが:則竹裕之さん)



じんぼんぼのりんぼ じんぼんぼ・のりんぼ......

■スタッフの方にうかがったのですが、なんでもお二人によく似たキャラクターが登場する、アニメーションも収録されるそうですね?

神:そうですね。スタッフの方たちに盛り上がっていただいて、どんどんアイデアが出て膨(ふく)らんでいくという、うれしい状況になりまして。で、そのアニメはどういうふうになるのか、われわれもまだ分からないんです。それとアテレコっていうんですか? アニメに声を吹き込むという作業をこれからやらなくてはいけないんです(笑)。初、ですね。声優デビューです(笑)。キャラクターは、「じんぼんぼ」、「のりんぼ」といいます(笑)。

■神保さん、絵もお得意なんですね。

神:いやあ、ははは(笑)。あのー、この絵はいちおう、「あきらぢんぼ画伯」というですね、「じんぼ」の「じ」が「ち」に点点の「ぢ」、と書く、ぼくとは別人格の人が描いているんです。

マネージャーKさん(以下「K」):あ、そこ重要なんです(一同爆笑)。ひらがなで「あきらぢんぼ」です。謎の人物なので。

画像:あきらぢんぼ画伯による、じんぼんぼ・のりんぼ



やらかすキャラ「のりんぼ」

神:(笑)なかなか天才的な才能をお持ちで。これからの活動から、目が離せない方です。

則:あはははは(笑、そしてときどきむせてます......)。

(一同笑)

■キャラクターが一人歩きしちゃいそうですね。

神:とってもあると思います(笑)。

■キャラクターグッズは販売されたんですか?

神:Tシャツは完売いたしました。

(一同拍手)

■また新たなグッズが、次のツアーで見られるのでしょうか?

K:新しいTシャツのデザインを考えているところなんです。今度「のりんぼ」は何をやらかすのか......。

神:「のりんぼ」は、いろいろやらかすキャラなんです。ね。

則:はい(笑)。

神:別に素顔の則竹君が「やらかす」、というわけではないのですけど。この世界ではやらかすキャラなんです(笑)。

K:そうなんです。転んだり、泣いたり、大変なんです。

(一同笑)

K:いつも「じんぼんぼ」に面倒を見てもらっている、キャラなんです。

神:でもこのDVDでは、空を飛ぶっていうウワサもありますけど......。

K:そうなんです。

則:はい、ついに(笑)。

画像下:リハーサルスタジオでのSynchronized DNA(左:神保彰さん、右に腰掛けているのが:則竹裕之さん)



synchronized dna(左:神保彰さん、右に腰掛けているのが:則竹裕之さん)



じんぼんぼ ブルー・コメッツでドラムに目覚めるが......

■それではDNAに至るまでのお話を、ここから少し別々にうかがわせてください。まずは先輩の神保さんからお願いします。
神保さんのサイトでいろいろ読ませていただいて、笑わせていただいたんですが......。

神:ああ、ありがとうございます。実はあれも、「あきらぢんぼ」が書いたことになっているんですよ。文才というか、筆も立つんです。

(一同爆笑)

神:物語を読まれました?

■はい(実際、これは必読です! 文体がおもしろいので、さくさく読めます)。あきらぢんぼ画伯のペンによると、神保さん最初に触れた楽器は、ピアノだったんですね。

神:そうなんです。最初に触れたのはピアノなんですが、なんだか楽しめなかったですね。苦痛以外のなにものでもなかったです。

■その後、ジャッキー吉川とブル・ーコメッツに出合われて......。

そうです。あのGS旋風はすごかったですからね。

■ブルーコメッツは「大人な感じ」でしたよね。

神:そうですね。GSのなかにもミーハーっぽい感じのものと、しっかりした音楽性を打ち出したものと、二通りありましたからね。

■それがドラムをたたきたくなったきっかけなんですか?

神:そうですね。小学校低学年でしたけど、お茶わんをちゃかちゃか、たたいていたんです(笑)。で、父親が音楽の素養があったもので、「こいつはドラムをたたかせたらいいかもしれない」、と思ってドラムを買い与えてくれたんですね。

■それはおいくつのときだったんですか?

神:中学の入学祝いに買ってもらったんですが、そのときはすぐ飽きちゃって。高校の3年生あたりから本格的にやりだしましたね。



じんぼんぼ 高3から本格的に

■飽きちゃってプラモデルに走られたそうですね?

神:ええ。プラモデル小僧でした。シンナー吸いすぎちゃって、顔色真っ青になっちゃって。

(一同爆笑)

神:ドラムを買ってもらったときは、数か月真剣にたたいていたんですけど、すぐ飽きちゃって。それからは、ほとんどたたかなかったですね。

■高3から本格的にたたくようになったんですね。それはどなたかに習われたんですか?

神:習ったことはなかったですね。またたたくようになったきっかけは、スティーブ・ガッドの演奏を聴いて、しびれちゃったんですね。「ドラムというのはこんなにすごい楽器だったんだ」って。じゃあもう一回やってみよう、と、引っ張り出して始めましたね。

■じゃあ目標のドラマーといったら......。

神:スティーブ・ガッドです(笑)。もう、スティーブ・ガッド小僧でしたから(笑)。なんかひとつコピーしたら、「スティーブ・ガッドだあ!」って喜んでいましたからね。

■大学でジャズのビッグバンドに属していた神保さんですが、卒業後カシオペアに入られたんですか?

神:いいえ、大学の3年のときです。ベースの櫻井(哲夫)さんと、友だちの友だちみたいな形で知り合って、たまたまカシオペアのドラマーが抜ける時期だったこともあって、アレアレアレっていううちに、デビューしちゃったって感じですね。
神:大学時代は体育会系ノリのビッグバンドだけで、ほかの活動はできなかったですね。3年のときにはバンマスに選ばれてしまったりして、それだけでけっこう忙しかったですね。年に一回、山野楽器が主催するビッグバンドコンテストというのがあったし、六大学ビッグバンドコンサートとか。一年中催し物があるんですね。リサイタルもあったりして。
当時はダンパ(ダンスパーティー)ってのがあって、学生バンドはギャラが安いので呼ばれるんですね。ですからクリスマスシーズンの週末は、ダンパ、ダンパ、ダンパ、って感じで。

■そのギャラはどうなったんですか?

神:それは個人の懐には入らず部費になってしまうんです。それを元手にリサイタルをするとかね。

■話は少し戻るんですが、初めて人前で演奏されたのはいつのことですか?

神:高校3年のときにバンドを組んでいまして。そのときにギターを弾いていたのが、鳥山雄司くんなんですね。そのバンドで、目黒の小さなホールで演奏したのが初めてです。
その当時はクロスオーバームーブメントが盛んだったので、「オリジナルをやろう」ということで、ブレッカー・ブラザーズみたいなオリジナル、ウェザー・リポートみたいなオリジナルをやっていました。



じんぼんぼ 活動25年のうち、70%以上はカシオペアとともに

■神保さんが加入されてからのカシオペアは、もうすごい勢いでしたよね。ぼくがカシオペアを知ったのは、アルバム「THUNDER LIVE」からなんです。
神保さんが参加された、初めてのアルバムだったわけですが、生意気にも「こんなにすごいドラムをたたく日本人がいたなんて!?」って、ほかの人が聞いたら嫌な感じなんですけど。

神:あははは。ありがとうございます(笑)。ちょうどいいタイミングで、ぼくが入ったんだと思います。JALの「I Love NEW YORK」のキャンペーンが決まった時期だったし、すでに離陸体勢が整ったところにぼくが入ったので、たまたまそういう見え方をしたのだと思います。

■いえいえ、ご謙遜(けんそん)を。当時のジャズ雑誌などでも、同じような評があちこちに掲載されていたのを覚えていますよ。でも、まだ人気も絶頂だった時期に、櫻井さんといっしょにカシオペアをお辞めになりましたよね。

神:そうですね。1989年に脱退しましたね。

■辞めようと思ったのは、もっといろいろな活動をしたい、と思ったからなんでしょうか?

神:というかですね。その当時からメンバーそれぞれソロ活動はしていましたので、特にそういう理由ではないんですね。
やっぱり同じメンバーで10年間ずうっとやってきて、メンバー全員A型(血液型)なんですね、どっちかというと几帳面(きちょうめん)で、まじめな性格の4人がずうっと、ツアーが春には30本、秋30本、間にはレコーディングがあって、夏には野外フェスティバルがあって......。ほとんど毎日顔を合わせているわけですよ。
それが10年続くと、やっぱり窒息しちゃうんですよね(笑)。酸欠状態になっちゃうというか。だからあそこでは1回離れる必要があったというか(笑)。
まあ、またこうしてサポートといった形で参加するようになってから、8年になるんです。ですからメンバーとして10年、サポートとして8年、計18年やってるってことですよね。今年25周年なんですけど、25分の18はカシオペアといっしょにやっている、ということでしょうか(笑)。

■70%以上はカシオペアなんですね。ありがとうございます。

---文中でお分かりいただけると思いますが、筆者は神保さん加入後のカシオペアを夢中になって聴いておりました。なので、神保さんとお話できる日がくるなんて......と。当日はまるで夢を見ているようでした。次回は則竹さんのインタビューを中心にお届けいたします。お楽しみに!



●撮影・文/Yahoo!オークション ●絵/あきらぢんぼ画伯
●協力:株式会社キューアンドカンパニー ●ガルバスタジオ ●カシオペアインターナショナル

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