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4代目が発売されたスズキジムニーをヤフオク!で振り返る

ジムニーの4代目がようやく発売された。デビューしておよそ半世紀経ってもまったく色褪せることのない偉大なジムニーの功績が、ヤフオク!の密林で息づいていることをご存知だろうか。
マメ四駆が切り拓いた道

マメ四駆が切り拓いた道

20世紀初頭。アラビアのロレンスとして有名なトーマス・エドワード・ロレンスは、かつて「欲しいものは何か」と問われた際、当時のロールス・ロイスの砂漠における走破性に感心し「シルバーゴースト、それに一生乗れるだけのタイヤを添えて」と答えたらしい。

ジムニーを街で見かけると、いつもこのエピソードを思い出してしまう。
なぜならばオレビアのロレンス(自分のことですね)は同じ問いかけをされたとき、真っ先にジムニーと一生分のタイヤ、そして燃料! と答える準備ができているからだ。

機能美あふれる造形・価格の安さ・軽量なボディ・実用性とアイデアの結晶として実を結んだアフターパーツの数々。
オーナーの数だけ楽しみ方がある多様性と自由さもいい。

日常的に毒ヘビが待ち受けるジャングルを行き来する境遇じゃなくても、毎日の機能的なツールとして手元に置きたくなる不思議な魅力を持つのがジムニーだ。

※リンク先で商品が出品されていない場合があります。ご了承ください。

  

始まりは運命のいたずら 初代

始まりは運命のいたずら 初代

偉大なるジムニーの出発点が実はスズキではないと聞いたらあなたは驚くだろうか。

もともとは当時、軽三輪を生産していた新興自動車メーカーである、ホープ自動車が1967年に発売した「ホープスターON360」がルーツ。
三菱ミニカのエンジンを搭載したこのクルマ、本格的な4輪駆動のメカニズムを備えていたものの販売実績が芳しくなく、これがきっかけでホープは自動車生産から撤退、結果として製造権をスズキに譲渡したことがジムニー誕生につながったわけだ。

スズキはこのクルマのコンセプトを引き継ぎ、商品性を高めて1970年にジムニーとして発売。現在までつながる歴史の第一歩を踏み出したのであった。

ホープ自動車の高い着想と、スズキの先見の明がなかったらジムニーは誕生しなかったのだから、歴史とはわからないものである。

ちなみに1970年代前後はダイハツ「フェローバギ」や、いすゞ「ユニキャブ」「バモス ホンダ(初代の正式名称)」など、ワイルドかつ自由な発想を持ったクルマが同時多発的に出現したいい時代だった。

時代が追いつき始めた 2代目

時代が追いつき始めた 2代目

♪タフ アン ニ〜 タ〜フ アン ニ〜 あついあつい やせいとぉ この やぁさぁしさ〜……ジムニーの80年代はトランザムが歌うこんなCMソングで幕が開いた。
ビキニの女子が波打ち際を走らせるシーンはこれまでのジムニーのイメージとは真逆。とても新鮮に映ったものだった。
キャッチフレーズは「タフ&ニート」。アウトドアのくせに引きこもりかよと誰もが言いたくなる「ニート」はneat(きちんとした、こぎれいな)のほう。

堅牢・誠実なメカニズムは進化させながらもボディデザインでモダンな雰囲気を上手に表現しており、その後に到来する三菱 パジェロやトヨタ ハイラックスサーフなどを筆頭にしたクロカンブームを十分に想像させた。

赤いボディのソフトトップは宇宙刑事ギャバンにおいて一条寺烈の愛車として活躍。その後の宇宙刑事シリーズでも白や青のモデルが登場していた。
なぜ劇中で「ジープ」と呼んでいたのか、それがやたら気になっていたことを思い出す。

そして不動の価値を得る 3代目

そして不動の価値を得る 3代目

すでに3代目が登場した1998年は「4WD=泥臭い」という公式は過去のものとなり、各社は当たり前のようにクロカン4WDふうのモデルをラインナップに加えていた。
しかしそれらは乗用車をベースにしたものであり、ジムニーが活躍するような泥濘地に引っ張り出してテストをすると、たちどころにアゴを出してしまうモデルがほとんどだった。

これはラフロードに対する真剣さより、街中での視界の良さや非日常的な雰囲気が重視されてきた時期と一致する。
SUVという呼称が一般的になり、バリエーションが多様化したことで必ずしもジムニー的な性能が必要なくなったことを表していた。同好会と部活で本気度が違うのだよ、と説得されたような気持ちになったものだ。

そんな時代背景でもジムニーは今や主流の快適・快速SUVから少し距離を置き、つねに世界中の悪路を想定。
2018年まで基本を忘れることなく細かな進化を刻むことで超高校生級の選手が受ける羨望の眼差しを受け、不動の価値を持ち続けている。

リビングとガレージで愉しむジムニー

いくらコンパクトなジムニーだとはいえ、お気に入りを部屋に並べるには家族の理解やスペースがぜったい必要。
けれどもジムニーを感じる空気をたくさん深呼吸したい。そんなあなたには、ノベルティやカタログ、ミニカーがオススメ。
少ない収納で広大なジムニーの密林が構築できることでしょう。
現役&元オーナーのあなたには広大なパーツの原野がおすすめ。狩りに出掛ければ掘り出し物が見つかる可能性も。

あとがき:気づくとAPIOのジムニーが欲しくなっている自分がいます。TSBかTS7か……。それと太陽にほえろ!の第1話目の始まり方、ホントにアレは何回見てもシビれます。(見習いYT)

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